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三つ子とハナちゃん2にしおりをはさみました!
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三つ子とハナちゃん2
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答えに窮していると、乱暴に扉をたたく音がした。
「しっつれーしまー」
「失礼します」
「失礼しまーす」
同じ声で同じ顔の3人組が全く違った雰囲気のあいさつで職員室に入ってくる。
「あ、いた」
そしてひとりが朔良を指さすと残りの二人も朔良を見る。
ある意味ホラー。
3人が3人とも若手の俳優みたいな面構えで朔良を見る。
そして一瞬の沈黙の後。
「確かに綺麗系?」
「クールビューティー?」
「美人だろ」
3人がまちまちに感想を述べる。
なんというか、
「失礼な奴らだな、お前ら」
イラッと来て率直に述べると、一瞬三つ子がお互いの顔を見合わせた。
「調教したい感じの美人だな」
「こう、力ずくで」
「判るけどやめておけよ」
最後に一応とめたのは啓太だろう。
短い髪を掻きながら、大きくため息を吐く。
「確かに礼を失していました、すみません」
アーモンド形の目を少し細めて啓太が謝罪する。
その横でほかの二人も頭を下げる。
「昨日橘にひとこと言っていただいたようなので、会長と会計からも挨拶をと思って……」
「ふひっ」
啓太が話す途中で色の白いのが笑った。
ほかの二人が日焼けしてるのに対して一人だけ少し色が白い。
たぶん3人のうち、バスケ部のやつだろう。
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