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6月13日(土) 愛しさの伝え方*にしおりをはさみました!
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6月13日(土) 愛しさの伝え方*
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「はや、く…っ」
背中に回された雪町の両腕が、僕のシャツを強く引っ張る。
「柊の…っ、入れ…て、っあ」
「〜〜っ」
───エロすぎだろ!!!!
なんだ、この危なすぎる男は。
…前も思ったけど、雪町ってガード固いように見えて実はゆるゆるか?
「…入れるよ」
……いや、ここは"僕相手だから"だって信じることにしよう。
「っ、あ…」
僕は指を引き抜いて、雪町の細い腰をつかんだ。
不安と期待が、彼の瞳に揺らぐ。
「まだ、怖い?」
「…怖くなんかない」
雪町は強がるように頬を膨らませた。
「っ…」
ひとつひとつが愛しい、苦しい。
今すぐめちゃくちゃにしたくなる。
…でも、今日は思いっきり優しくするって決めたし。
「あっ、…っ」
僕はゆっくり、腰を進めた。
ぐずぐずに蕩けた雪町の中が、僕の理性を焼いていく。
「雪町、っ…力抜いて」
「はぁっ…っ、く」
雪町の指が、Tシャツ越しの背中に食い込む。
さすが吸血鬼、人間離れした握力だ。
…すごく痛い。
「ふはっ」
「な、に…笑ってんだ…っ」
余裕のなさそうな雪町が、吐息交じりの声を絞り出す。
「いや、雪町…気持ちいい?」
僕は一旦雪町の腰から手を離して、彼の髪を撫でた。
「まだ2回目だし、時間も空いてるし…痛いだろ」
「そんなこと…」
雪町の視線が、僕から逃げるように泳ぐ。
「僕も痛い」
「えっ」
「でも、気持ちいい」
へらっと笑うと、雪町は怪訝そうな顔をした。
「どえむなのか…」
それが自分の指のせいだと気付いたのか、彼は僕の背中から手を離す。
「なんで離すの、捕まってて」
───もっと、僕に縋って。
欲望も手伝って、僕の理性はもう限界だった。
「もう、動くよ」
「っ…」
雪町の返事を待たず、僕は彼を揺さぶる。
「ひっ、あ…っ、あぁっ」
奥を突くたびに、雪町の口から高い声が漏れた。
…雪町の、気持ちいいところ。
どこだったっけな、このへん?
「っあ…!ぅ…あ、っ」
雪町の身体がぴくりと跳ねる。
目尻に溜まった涙が、僕を煽った。
「奏士…好き、大好き」
そう言ってキスをすると、中がきゅうっと締まる。
「んっ、ふ…ぁ、俺も、柊…っ」
熱を帯びた白い肌を撫でると、雪町は身を震わせた。
「はぁっ、ん…っあ、あ…も、っいき、そ…っ」
「うん…イって、奏士」
僕は追い立てるように、激しく雪町を突き上げる。
「あぁっ…やっ、い…っく、ああっ」
雪町の身体が大きく痙攣して、彼の腹を白濁が濡らした。
僕の身体にも、彼の熱が飛び散る。
「っ、は…、はぁっ」
必死に呼吸を整える雪町に、僕はそっと頭を撫でた。
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