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人狼編⑷にしおりをはさみました!
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人狼編⑷
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1日目・夜
残り人数 11人
シン
ヤス
エドガー
ユキト
ユタカ
ケイゴ
コタロウ
ミズキ
ミナト
ナオキ
ユウスケ
わかっていること
・特になし
ヤスはベッドに腰掛けて、俺に笑いかけている。
「また会えたね、シン。ずっと会いたかったよ」
爽やかな笑顔に腹が立って、俺はそっぽを向いた。
「…彼氏がいるのに、そういうことは言わないほうがいい」
「ん?彼氏?」
「ほら、前、…してた人」
「ああ、エイくんか。シン、気にしてるの?やけによそよそしいと思ったら」
ヤスは俺に近づき、肩を抱いた。
「別に気にしなくていいんだよ。俺はシンのこと大好きだから」
耳に息がかかり、びくっとしてしまった。心臓がばくばくする。
「そ、そういうの、あの人にも言ってるの?」
「あ、また気にしてる。シンはかわいいな」
「んっ…」
ヤスは顔を近づけ、キスをした。
誰かとキスをしたのも4年ぶりで、その感触に溺れてしまいそうになる。
ヤスが舌を挿入してくるのに応え、俺も気づけば積極的に絡ませていた。
「ふぅっ…はぁ……」
ヤスが離れた時、俺の体はすっかり熱くなっていた。どうすることもできずに、ただヤスを見つめる。
「今すぐやりたいって顔してるね」
ヤスがクスッと笑う。
「お、俺の体、やっぱりあの時から…」
「男を欲しがる体になっちゃった?」
「ううん。男じゃなくて…」
ヤスの唇を見つめる。
「男じゃなくて、ヤスが欲しい…」
俺がそう言うと、ヤスは俺の手を引きベッドにダイブした。
「そんなこと言われると、俺、何するかわかんないよ?」
「いい…ヤスにめちゃくちゃにされたい…」
「ははは!」
ヤスは突然笑い声をあげた。
「いいところだけど、ここでやーめた。シン、起きて。仕事を始めよう」
「え…?」
「忘れたの?ゲイは夜のうちに1人襲わなくちゃ。シンを襲ってもしょうがないでしょ。シンもいい感じに体あったまってきたわけだし、いけるよね?」
「そ、そんな…」
切り替えが速すぎてついていけない。
ヤス以外の人を襲わないといけないなんて…。
「俺、襲いたくない…」
「そう?いいよ。いきなりそんなこと、できっこないよね。今夜は俺が襲うから、シンはしっかり見ててね」
「う…うん…」
本当はヤスが俺以外の人とやるのも嫌だけど…
そこで俺は、再びあの光景を思い出した。
ヤスにとって俺は、なんなんだろう。
たくさんいる男のうちの1人?
俺が他の人とやっても、全く気にしてくれないのか?
「それじゃあ、誰を襲うか決めようか。1日目だし、まあテキトーでいいよね」
「うん…」
ヤスはてきぱきと話を進める。
「じゃあ、シンはこの先、誰に残っててほしい?」
「えっと…」
船での会話を思い出す。一番いてほしいと思うのは、やっぱり…
「ナオキかな」
「ふーん。そっか」
ヤスは立ち上がった。
「行こう、シン」
俺も慌てて立ち上がる。
「誰を襲いに行くんだ?」
「ナオキだよ」
「え?なんで?」
ヤスは何も答えずに、コテージを出てしまった。
俺はナオキへの罪悪感で胸をいっぱいにしながら、その後を追いかけた。
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