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愛してるの一言で2にしおりをはさみました!
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愛してるの一言で2
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俺は菅の葬式に行った
菅の親はすごく泣いていた…
俺は自分を責めた…こんなことしても
どうせ戻らないんだろ?
もう1回菅の笑顔が見たい…
「うゔ…ッ…クソッ」
周りからいろんな声が聞こえる
「あの子よあの子〜あの子を庇ったから…」
「孝支ちゃんはいい子だったのに〜」
「庇わなくてよかったのに…」
『あの子嫌な子ね〜』
うるさいうるさい…それは俺が一番
知ってる…だって俺が殺したんだからな
別に責められても…
「それは違うと思いますよ…」
「…あ、旭…」
「菅は優しいし人一倍仲間を大切に思ってます
だから仲間が引かれそうになったら絶対に
助けに行きます…大地を庇ったのも菅の意思
です…大地を悪く言うのはやめてください」
「なんなのよ!たくっ…」
「別に悪く言ったんじゃ…」
その人たちはどっかに行った
「大地〜怖かった(;∀;)」
「…ありがとな」
「おう…自分を責めすぎるなよ?
俺達は主将を信用してるからな!」
「ヒゲチョコのくせにいいこと言いやがって」
「ひぇぇ!?ひどいよ〜大地〜」
「ふ…助かった…」
「おう…じゃあ…行くな?今日の午後の
部活休むんだったら言えよ?」
「おう」
多分俺は正気には戻れないと思う
この記憶消せない
一生の償いをしないといけない…
俺は菅の棺桶に向かった
菅は綺麗な顔をして眠っていた
「ごめんな…菅…こんな俺で
頼りない俺で…今じゃ遅いと思うけど…
ずっと愛してるぞ」ボソッ
俺はそれを呟いてアサガオを置いた
アサガオ・・・固い絆、愛情…
はかない恋
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