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話しにしおりをはさみました!
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話し
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「…どうしたの?」
「ひっく、ぅあ…ごめ、なさっ」
正常位に変えたころ、いろんなことが合わさって、苦しくなって、涙がとまんなくなった。
信乃さんがゆっくりと自身を抜いて、ぐしゃぐしゃになった髪を梳いてくれる。
「その涙は、僕との行為を嫌がったもの?」
優しい、声。
「ち、ちがぅ…ぅっ」
「じゃあ、なあに?」
僕と玲は、互いに嘘つきです、って。
「玲ちゃんのことかな?」
「ぅん、っ」
「何か、嫌なこと?」
こくんこくん、と何度も頷く。
「じゃあ…知ってるのかな…」
「っひ、知らない、ひととっ…あってるのは、しっててぇ…」
「うん」
ごろん、と僕の横に横になる。
「ぼくもぉ…っ、同じだった、」
「同じ?なんで?誰かとあってるの?」
全部、話した。
これを話したのは、あの人、会ってる人にだけ。
「そっかぁ…」
返事も出来ずに、枕にうもれる。
「それならさ。祐樹くんが、悲しくないならさ…
別れたら?」
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