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好きとはにしおりをはさみました!
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好きとは
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東京に戻り、仕事の日々に戻る。
橘さんと色々話してから、少し胸が軽くなった。
悪いのは、智也だけじゃない。俺も悪かったんだ…だから、俺から謝って、言いたい事言って、文句も言ってやって、そして謝ってもらおう。
『話し合えばなんとかなるって事』
それを教えてくれた橘さんに感謝しねえとな。
この間まで嫌いだったのに。
「堀川ぁ、パソコン貸してー」
そして、その橘さんを、俺は東京へ連れてきた。
あの後、家に帰ったら誰もいなくて、俺はそのまま橘さんの運転で東京へ帰った。
家族に挨拶できなくて、残念だけど、その日の夜、正月なのに仕事が入ってるから仕方ない。
んで、この人が、東京で行ってみたい店があるらしいから3日間うちに泊まる。
一人も寂しいから、また誰かと少しでも一緒にいれて嬉しい…
でも、その日、望月から電話があった。
『入江の父さんが亡くなったって』
そんな報らせ。
それを聞いて胸が痛んだ。
なんで、俺は、今、智也の側にいないんだ。
母さんからも電話があった、
『智也くんと会えた?智也くん、わざわざ喫茶店まで行ったんだから。携帯は常に持ち歩きなさい。お父さん…亡くなっちゃったんだってお電話があったわよ。』
智也が喫茶店に?
俺に会いに来た…?
おじさんが死んだ?
なのに、智也は一人…
でも、なんで喫茶店まできたのに…俺と会わなかった?
いつもいつも、噛み合わないし、
すれ違ってばっかり…
でもそんな時に、部屋のインターホンが鳴った。
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