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ボクが初めて得た『居場所』にしおりをはさみました!
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ボクが初めて得た『居場所』
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目の見えないボクを好んで【試供】する人なんていなかった。
琉の傍は、ボクが初めて得た『居場所』だった。
琉は、ボクの淫液がつくことを嫌った。
【試供】の際も、背面からしか抱かなかった。
しゅんと肩を落し、様子を窺うボクに、琉は、ゆるりと手を放した。
「これ、挿れるよ」
細い棒を、ボクの頬に、ぱしぱしと当てた。
首を傾げるボクに、琉は、ふっと笑い、言葉を紡ぐ。
「尿道プジー」
その琉の言葉にも、首を捻るボク。
琉はケラケラと笑い、無造作にボクの萎えるペニスを柔く掴んだ。
「ここに挿れんだよ」
掴んだペニスの尿道口を、親指で、ぐにゅりと押し潰す。
瞳を開き、ぱしぱしと瞬くボクに、琉は、唇を耳へと近づけた。
「正面から抱いてやるよ。抱き締められるぞ。枕じゃなくて、俺のコトを…」
ボクはいつも、後ろから攻められながら、枕をぎゅっと抱き締めていた。
温もりも、拍動もない、無機質で冷たい枕を、抱き締めていた。
「ハロがもっと気持ち良くなれば、俺も気持ち良くなれるだろ…」
琉の言葉に、きゅっと眉を八の字に歪ませるボク。
すっと顔を離した琉は、ボクの表情を確認し、不穏な空気を漂わせる。
「出せないと、イけない…です…、んぁ………」
乱雑な刺激にさえ、ボクは、熱を纏う息を溢す。
くにゅっくにゅっとボクのペニスを適当に揉みながら、琉は、はぁっと面倒臭げに息を吐いた。
ボクの顎を掴んだ琉の手が、顔を上げさせる。
ぐっと上げられた顔に、息がかかる程近く、琉の顔が寄せられた。
「なにも心配ない。ハロなら、メスイキでも、気持ち良くなれるって……」
勃ち上がったペニスに、どろりとローションが垂らされ、ボクの心臓が、バクバクと音を立てた。
ピタリと当てられたプジーに、びくっと身体が揺れた。
「一番細いやつだし…、慣れたら病みつきになるよ」
ふふっと小さく笑った琉は、ずるりとボクのペニスの中に、細い棒を…、挿し込んだ。
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