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番外編 僕らの始まり 10にしおりをはさみました!
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番外編 僕らの始まり 10
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猫カフェを出たあと、夕飯を食べるべく、近くのファミレスに入った。
「猫可愛かったですね〜!今日世界猫の日だったみたいですし、うん。猫と遊べてよかったです。ありがとうございました!」
七瀬くんは撮った写真を幸せそうに見返していた。
「七瀬くん可愛い」
「あー俺も皆月さんみたいに美人に生まれたかったです!そしたら、バイト中絡まれないのに〜」
「絡まれるの?」
「そうなんです。女顔だからって、手を握られたりしますよー!まあ、女の店員がされるよりマシなんですけどね…」
「大変だね…。でも七瀬くんって優しいよね。僕、そういうところが好き……あ」
やってしまった…。
普通“そういうところがいい”って言うよね。
好きって言わないよね。
どうしよう言い訳しないと…!
あたふたしていると七瀬くんは頭を傾げた。
「顔真っ赤ですけど、どうしました?会った時から元気もなかったし、もうしかして体調悪いですか?」
そうか…鈍感なのか…。
「う、ん…んー…体調は悪くないよ。ほらご飯食べよう?」
「それならいいですけど…」
納得いかないという顔をする七瀬くんを気にしないでご飯を食べ進めた。
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