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番外編 僕らの始まり 09
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七瀬くんはスマホで何かを検索したあと、口を開いた。
「んー…あ、皆月さんって猫触れます?」
「触れるけど…どうして?」
「猫カフェいきたいです」
ね、こかふぇ…猫カフェ…。
癒されるし、それもいいかも。
「そうだね。行こう」
「ありがとうございます!」
イベント会場からバスに乗り、暫くして降り、七瀬くんに着いて行くとあるビルの中に猫カフェを見つけた。
中に入ると、受付で手の消毒をさせられた後、案内された。
とりあえず飲み物を頼んで猫と遊んでいいみたいで、色葉くんはさっさと決めて猫と遊んでいた。
「可愛い〜。気持ちいい?もっと撫でてやる〜」
色葉くんの手に頭をすり寄せてくる猫を、それはもう可愛い笑みで撫でていた。
一方僕はそばで眠っている白黒の猫を撫でていた。
…あぁ僕もこの子みたいに一緒に眠りたい。
そんなことを思っていると、カシャッとシャッター音がした。
「皆月さん、すっごく眠そうですね。その子と眠ってしまいそー」
でも美人と猫の組み合わせいいな、なんてボソボソ言っていた。
「ふふ。美人じゃないよ」
「美人ですよ!」
七瀬くんが「な?」と猫を撫でると「にゃー」と猫も鳴いた。
いやいや。僕はそんなじゃないからね。
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