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18歳以上ですか?
ごはん。にしおりをはさみました!
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ごはん。
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1時30分頃、僕のドアがノックされる。
ドアが開き、主がトレーにティーセット、パン…?らしきもの、を乗せて運んでくる。
少しふらつきながらもなんとか机に置く。
……意外と不器用なのかもしれない。凄くカチャカチャと揺れている。
「ごめんね、お腹空いたでしょ?」
「あ、はい…」
「朝ごはん持ってきたよ」
主がニコニコと笑う。
笑った姿はとても可愛く見えた。
「あ、ありがとうございます…で、でもこんな豪華なもの…本当に良いのですか?」
「全然いいよ!むしろ栄養取らないと。」
ただでさえ痩せてるんだから、と付け加えながら僕の頭を優しく撫でる。
ベッドから、そう距離は無いのに、主に手を引かれる形で席に着く。
「いただきます…主…これは…?」
僕がパン…?らしきものを指さす。
「あ、それね、サンドイッチ って言うんだ。 パンしか貰えてなかったみたいだから、こういう方が慣れてるかなって思って…とりあえず食べてみて?」
「ん……美味しい…!」
「良かった……」
そう言うと、せっせとカップに何かを注ぎ始める。
とてもいい香りがする。
「主…それは何ですか?」
「紅茶だよ」
…紅茶…前に、他の子の主が飲んでいるのを見た事がある。
ってことは…もしかして…
「…これ…高価な物じゃ…」
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