アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
つんでれ。にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
つんでれ。
-
玄関のドアが開く音がした瞬間、若松さんはパッと笑顔になり、すぐに玄関へ向かった。
今までの雰囲気からは想像以上のスピードだった。
たが、主の顔が見えると、今まで通りの雰囲気と、表情に戻った。
…こういうの…つんでれって言うんだっけ…?
「ただいま~…はー、疲れた~…」
「…おかえり。お疲れ様。」
「おかえりなさい…」
僕も少し離れたところで主をお迎えする。
「あ、真空~!ただいまぁー!」
そう言いながら近づいてきて、僕を抱きしめる。
「んっ…く、苦しい…です…主…」
「あっ、ごめんね…つい…」
主は幸せそうな顔をしていた。
「おい…俺はもう帰っていいのか…?」
「せっかくだからまだ居てよ…ね?」
「別に…居てやってもいい…けど…何も出来ねぇからな…」
若松さん本人は無自覚なのだろうが、とても嬉しそうな表情をしている。
……案外めんどくさそうだけど、わかり易そうな人だ…。
それから僕は、主にパンケーキの事を話してもらったり、僕の洋服のことを話したりした。
…僕の洋服の話をしている時は、ほぼお人形さん状態だったけど……。
何だかんだで若松さんと仲良くなれた。
次の日に、外でパンケーキを食べさせてもらう約束までしてもらった。
とても楽しみだな…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
22 / 52