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和也のお母さん。にしおりをはさみました!
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和也のお母さん。
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「綾ちゃん、いらっしゃい」
「こんばんは、おばさん」
リビングに行けば和也のお母さんが笑顔で迎えてくれた。
和也と同じ茶髪で、笑った顔が和也にそっくりな人。
和也のお父さんは、ずっと前に亡くなってて俺ももう覚えてないくらい。
和也はお母さんとお姉さん、それから妹弟が一人ずついて、5人家族だ。
「そういえば、愛(まな)と悠(ゆう)は?」
「あいつらは今学校の合宿かなんかに行ってるからいねーよ。煩いのがいなくてせいせいするわ」
「そんなこと言って、寂しいんだろ?」
「そんなことねーよ」
ふてくされる和也。
絶対に寂しいって思ってるくせに。
「和也、お箸用意して」
「あ、俺手伝うよ」
「まぁまぁ。綾ちゃんはやっぱりいいお嫁さんになるわぁ」
少しシャレになってないことを笑いながら言うおばさんに苦笑いで返して、用意を手伝う。
「「「「いただきます」」」」
真希さんも揃って四人で食べ始める。
「美味しいっ、おばさんの料理はいつでも美味しいね」
「ありがとう。もう和也なんか美味しいの一言も言ってくれないんだから」
「でもうちにきて食べてる時は美味しいってすんごい言うよな?俺が煩いって言っても」
「綾ちゃんは特別」
「はー?何よ和也、綾ちゃん嫁にもらえることになったの??」
「「ブフッ!!」」
ふたりとも飲んでいた味噌汁を吹きこぼしそうになる。
ば、バレてんの…っ!?
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