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18歳以上ですか?
怒ってます。にしおりをはさみました!
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怒ってます。
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放課後になり、昴はばいばいと挨拶した後すぐに教室を出て行った。
よっぽど千尋に会いたかったんだなぁ。
なんて微笑みながら、俺もそろそろ帰ろうと席を立つ。
「…なに」
「一緒に帰りませんか」
「帰りません」
無言で後ろに立っていたバカにそう返事をして、さっさと歩いていく。
ちらっと後ろを確認したら、下を向いて落ち込んでる感じが見えた。
け、ど!
俺は怒ってんの。知らない!
家につき、中に入れば一緒に入ってきた。
「なんですか」
「綾都ごめんっ、もうしないから」
「……ばか。やだっていったのに」
「本当にもうしないからっ」
両手を合わせて拝むように頼み込まれる。
仕方ないから…許してあげるか。
「今回だけだから」
「やった!綾都ありがとう!!」
「うわっ、くるしっ」
パアアッと笑顔になり、ぎゅっと抱きしめられる。
ほんとに今度やったら許さないからな…!
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