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昴の態度にしおりをはさみました!
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昴の態度
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あの後、口の中が苦くてぎゃーぎゃー騒いでたら、いつの間にか騒ぎ疲れて寝てた。
起きたら裸でリビングでふたりとも寝てて、母さんが帰ってきてたら怒られただろうなとか思った。
「あーやーちゃーん」
「なになに」
「綾小路ばっかりずるい」
「「え??」」
休み時間、俺が昴に話しかけに行ったせいで和也がいじけてる。
だって昴とも話ししたいじゃん。
双子の話とか聞きたい。
「じゃあ和也も一緒に話す?」
聞いたけど和也は黙って俺のそばに着席した。
「で、続き話して?」
「あ、うん。でね、その後千尋は蛇が大っ嫌いになったんだ、俺は虫とか平気だから、家の庭に蛇が出た時とか千尋が泣きそうになりながら俺に頼りに来るの。可愛いよ」
「意外だなぁ。昴の方が虫とか苦手で千尋に泣きついてそうなのに」
「千尋はいつでも可愛いよ?あ、でも」
「でも?」
「なんでもない」
「?」
何かを言いかけて止めた昴の顔はなぜか赤くて、何があったのかはあまり聞かないほうがいいのかもと察した。
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