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逃げられないにしおりをはさみました!
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逃げられない
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「てか、オマエのチンコデカくね?」
「ばっかやめろ、触んな笑」
二つの扉が開く音がする。
声が隣から聞こえるって事は、俺のすぐとなりに…
同級生…って、もし見られたら…
俺の、こんな姿を…
目の前に映る、快楽にだらしない自分。
その姿を、もし誰かに見られたら。
「…ッ、そんなに締め付けるな。」
京が耳元でささやく。
だって、だってもし____
「てかさー、さっきの話だけど。」
「あー、犬飼の?」
ドキンッ…
え、俺…!?
「なんかさー、昨日の授業の時のアイツ
すげーエロい顔してなかった?」
なっ…エロっ!?
クッソ…今すぐぶっ飛ばしに行ってやりてぇ!!
でも、こんなんじゃ…
「俺正直、アイツの顔で勃ちそうだったんだよね。」
「オマエいよいよホモになるつもりか笑」
はぁぁあ!?
これ以上増えるのはごめんだ、京だけでも気持ち悪いってのに!!
「…へぇ、アイツオマエの顔に興奮したらしいぞ。」
「そんな…っの、」
そんなの、どうでもいい。
苦しい、はやく楽にして欲しい。
俺の我慢汁が、シャワーの水と一緒に流れていった。
「…だらしなくココをこんなに溢れさせて。
そんなに欲しいなら、強請ってこいよ。」
突然背中を突き飛ばされ、強制的に個室から出される。
「ッアァ、」
当然中の異物も動いて声が出るわけで。
「…え。」
「おい誰だよシコってるヤツー」
ちっっげぇよ!!
今のは不可抗力だわ!!
俺は、閉まる個室の扉から覗く京の顔を見えなくなるまで睨んだ。
バタン、と京の入っている個室の扉は閉まり、
俺だけがタイルの上にへたりこんでいる。
…っやば、このままじゃ同級生に、
「ふー…すっきり、って」
「ヒッ、犬飼…サン」
そーだそーだ、そのままビビってどっかに行っちまえ!!
「やべ、聞かれたかな。」
「絶対聞かれたって。」
そのこそこそ話も聞こえてんだよ!!
「あの、すみませんでした…」
そんなのどうでもいいいいいい!!!!!
「い…っいから、さっさと失せろ!!」
「…もしかして、立てないんですか??」
同級生なのになんで敬語なんだよ。
つかもう俺に構うなよ!!
「…っ別に、」
「具合悪いんですか?
手、俺でよかったら貸しますよ。」
「っいらねぇよ!!!…ッア、」
やべっ…とっさに動いちまったから、声が…!
「…もしかして、シコってたの犬飼サン??」
「つっても…まだ勃ってるっぽいけど。」
「そんなんじゃ、ね…ぇ、っ」
「うわ、チンコパンパン。」
「つーか、色白くね??」
「俺オマエのことホモとか言ってたけど、
これは勃つわ。」
「だろ?」
ふっざけんなやめろや!!
オマエ等に触られるくらいなら京に触られた方が…!!
ちょっと待て。
何だ今のは。
京に触られた方が、この後なんて言おうとしたんだ?
「犬飼も辛そうだし、ここは俺らでヤっちゃった方がよくね?」
「犬飼もいいよな。」
「っざけんな、誰がオマエ等なんかに…!!」
「オイ見てみろよ、コイツケツにエネマグラ入れてんぞ。」
「うわマジかよ、えっろー。」
くんな。
近付いてくんな!!
「これ触っただけでイきそーじゃね??」
「結構パンパンだもんなー」
クソッ…今すぐ逃げたい。
でも、足に、全身に力が入らない。
動けば快楽が伴う。
嫌なのに。
逃げたいのに。
逃げられない。
「優しくスるから。」
「とか言ってオマエ後々の報復が怖いだけだろ。」
「バレた??」
もう、嫌だ。
俺はどんどん、汚れていく。
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