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(R-18)兄弟と恋人と初夜と。(一カラ)5にしおりをはさみました!
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(R-18)兄弟と恋人と初夜と。(一カラ)5
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イったばかりのカラ松は荒い呼吸を繰り返していて、見ていたら胸が感情で満たされていく。
もっと、色んな顔が見たい。
もっと、深くまで知りたい。
もっと、自分だけのものにしたい。
今すぐ、奥まで暴きたい。
……今日は、ダメだ。焦ったら。
自分で自分に言い聞かせる。
ちょっとでも冷静になろうと、身体を離した。力の抜けたカラ松は、布団に背中を預けて呼吸を整えている。
時間をとるためにわざと時間をかけてティッシュで手を拭い、ついでに自分の服も脱ぐ。
ふと、さっきの袋が横に置かれているのが見えた。袋をとって中身を取り出す。
使い方はわかるけど、使うのはじめてな訳で。
僕もカラ松も新品ブラザーズの一員、どっちもセックスは素人だ。ちゃんとできるかな……
瓶を振ると、淡いピンク色の液体が揺れる。
蓋を外したらほのかに甘い香りがただよった。何かの花の匂いかな。詳しくないけど。
カラ松の両脚を開いて、そのあいだに座る。
「指、入れてもいい?」
「聞かなくても、大丈夫だから……」
「急にされてもいいんだ」
「それは……、っ!」
濡らした指先をゆっくり、中に入れた。
「……痛くない?」
「いや……大丈夫だ……」
そう言う声色は苦しげだし、表情もかたい。
本当に大丈夫なんだろうか。無理してるのか?
僕の考えている事は顔に出ていたようで、カラ松は続けて言う。
「ちょっと、変な感じがするだけだから」
あぁ、異物感とかか。そればっかりはどんなに気を遣ってもなくならないだろう。
普通、入れるとこじゃないのに入れてるんだから。
「その内なれるよ……多分」
「そう、思っておく……っ」
指を増やして、中でぐっと折り曲げた。
異物感がきつくなったのか、カラ松は苦しそうに喘ぐ。
「い、いちまっ……」
「ちょっと我慢してて」
「ぅ……」
どっかにイイとこ、あるはずなのに。
涙目のカラ松を尻目に中を探るけど、いまいちよくわからない。
「ふっ……ぅ……」
焦ってうまく指が動かない。
仕方ない。経験ないんだから。そう思っても焦りはつのる一方だ。
「なんか……ないの?」
「ぇ……?」
「気持ちいいとか」
「……あの、な、一松」
「ん」
「……よくっ、わからないんだ……」
ですよねー。僕もよくわからないし。
いやでもお前の身体なんだから少しはわかれよと言いたいけど。
これは段階踏まないとダメなやつかも。今回は諦めるかな……
指は入れたまま、空いた片方の手で萎えてしまってるそこを触る。
「んっ!?ぇ……あっ!」
いきなり与えられた快楽に身体をビクリと震わせたが、気にせずもっと手を動かす。
「あ、やぁっ!なに……ちょっ、まっ……ぁあ!!」
あれ、さっきイかした時より反応がいい気がする。
というか今、待ってって言おうとしてる?
「何?」
「……っそれ……むり」
「それって」
「や、ダメ、きつ……」
思考がぶっ飛んでるらしいカラ松は、意味のある言葉を喋らない。
何が言いたいのかわからないから行為を再開する。
「やっ!おねが……」
「だから何……」
「ゆび、ぬい、てっ」
ポロポロ涙を溢しながら、溶けた目を向けてそう懇願する。
「……もしかして、ここ気持ちいいの?」
「わからなっ……」
「わからなくないでしょ」
滑った音とともに指を更に奥へと入れる。
中をこすると、腰がはねた。
「……っ!!」
「この辺とか?」
「んっ、あ、あっ……!!」
身体を大きく震わせて、二度目の絶頂。
なんだ、後ろも気持ちいいんじゃん。無駄に焦った……
あぁ、もうすごい。涙やら汗やらでぐちゃぐちゃに理性ぶっ飛んでる姿がエロいし、中はもう入れた指に絡み付いて離さないし。それに、中、すっごいあつい。
指から伝わるこいつの体温に、僕の身体もあつくなってきた。
指を抜くと、カラ松は切ない息を漏らす。
わかってるからちょっとだけ待って。もっといいもの、あげるから。
ゴムの袋を開けて、つける。
やっぱりまごつく。今回はそういうつもりもなかったから、事前準備してなさすぎ……
まぁ、これからいくらでも機会はあるから全体的に挽回しよう。
「入れていい?」
「だからっ、聞かなくて……っああ!」
最後まで待たずに中に入れた。
ゆっくり、身体を沈めていく。
「っ、あ……はっ……」
少しずつ、なるべく負担にならないようにしてるつもりだけど、それでも辛そうだ。
他の事に気を向けさせた方が楽かな……
「……好きだよ、カラ松」
言ってみたものの、こいつ聞く余裕あるか?
かなり意識飛んじゃってるよな。
そう思ったら、とろんとした顔でこっちを見る。
「……おれも……っ、好きだ……」
一瞬、理性がなくなりそうだった。
ヤバい。奥までつっこみかけた。
あーでも、もう少し……かな。もう結構入ってる……
「は、あ……っ!」
「ん……きつ……」
きつい。けどすごいイイ。
快感の波をこらえて、動きをとめる。今動いたらきっときついよな……
「はぁっ、はぁ……いちまつ……?」
それなのに、カラ松はなんで動かないんだろうとばかりにこっちを見てくる。
お前を気遣ってるつもりなのに、そういうのやめろ。
「……まだきついでしょ、動くの」
「とまってたら……お前が、きついんじゃないのか?いいぞ、動いても」
息も絶え絶えなくせに、舌足らずな声でそう伝える。
もう、我慢すんのやめた。
こんな煽ってくるのに我慢とかする意味ないだろ。
一気に、奥まで貫いた。
「あ、あぁっ!!」
「後悔すんなよ……っ」
「ぇ、やあっ、はげし……あぁあ!!」
繋がってるところから、水音が途切れる事なく辺りに響く。それに重なり、艶やかな嬌声が耳をくすぐる。
もっとなかせたい。なかせて、よがらせて、今日の事一生忘れられなくしてやりたい。
ずっと後、何十年後だって笑いながら話せるように身体と心に刻み付けてやる。
「いちま、つ……っ!」
名前を呼ばれて、身体が反応した。
なんでこいつの僕を呼ぶ声は、こんなに心地良いんだろう。
深く奥を突いて、感情と快楽を吐き出した。
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