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Act.15 学ランにしおりをはさみました!
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Act.15 学ラン
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褌事件で、すっかりしょげてしまった僕をなだめようと家に送り届けてくれた香月さんは、お試し同棲を諦めてくれた……ような気がしていました。
平穏な日々が戻って来て三日後の事……そうたった三日後の事ですね。
嵐がやってきました。
ドンドンっと、ドアが叩かれます、んーと……何時なの?
寝ぼけて枕元の携帯を確認すると、朝の6時前でした。こんな時間に誰?まさか、まさかの香月さん?
慌ててドアを確認もせずに開けると、詰襟の高校生がニコニコ笑って立っていました。
「あの……どちら様ですか?」
「初めまして、僕は高原と言います」
「……タカハラさん?何のご用ですか?」
「これって…あなた、ですよね?」
その手にしっかりと握られていたのは、紛れもなく僕の悲しいデビュー作品です。
「え、なぜそれ?と言うよりなぜここに?」
「やっぱり本当だったんだ、じゃあ入らせてもらっても良いですか?」
話が見えません、何のことでしょう。まさか僕は高校生に脅されているのでしょうか。
「へえ、意外と質素な部屋ですね。稼いでらっしゃるからもっと贅沢なのかとおもっていました」
「何の話ですか?と言うより、何のご要件ですか?」
「分かってるでしょう?僕、ちゃんと掲示板見てきたんですよ。他の人に抜け駆けされないようにわざわざ朝早くに来たんですから」
話が全く見えません。掲示板って何の事でしょう。まさか?まさかの…...香月さんフアンの襲来でしょうか!?
「あの……話が見えてないんですが、香月さんでしたら、ここにはいませんよ?。」
「香月さん?ああ、この男優さんですよね。その道では有名ですよね。最近、あの人モデル業もやってません?僕、苦手ですよあの人。綺麗すぎて、人間味ないですもん」
という事は……香月さんのファンではないですね。では、何の用でしょう。
「あの…,,,何をしにここに?」
「え?もちろん、あなたにお相手を願いたいと思ってですよ?」
お相手?僕が、この高校生の何の相手をするのでしょう。
「あの、僕は香月さんじゃないので...…」
「知ってますよ、僕の好みはあなたですから」
えっと、状況がのみ込めません。僕が良いと言われても、何を求められているのか理解できません。
「あの?何の話なのか、全くついていけていません」
「とりあえず、抱かせてください」
え……???
......こ、高校生?ですよね。
「こ、高校生だよね」
「え?学ラン高校生じゃなくて着ていたらコスプレですよ、もちろん僕は高校生ですよ。この後学校行もちろん行きますから。じゃあ、お願いしますね」
何がどうしてこうったのでしょう。と言うよりこの可愛い顔した幼い高校生から出てくる言葉とはとても思えません。
じりじりと、そばに寄ってくる男の子はあどけない顔した可愛い子なのです。
「ちょっと、待って!待ってください。僕は、香月さん以外無理ですから」
その時、アパートのドアが突然ガチャっと開きました。
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