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18歳以上ですか?
17にしおりをはさみました!
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17
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そして、あっという間に放課後を迎えた。
屋上に向かいながら作戦を練った。
「多分崎谷は実力のある2人を連れて歩いてるらしいから、今日も2人連れてくると思う。それにそなえて俺と羽山が待機。そんで有沢は先生が来ないかだけ見ててくれ」
しーちゃんの指示に僕と屋久土さんと羽山くんは頷いた。
心の準備がなっていないうちに屋上についてしまった。
戸を開けると広く綺麗な青空が広がっていた。
入ってすぐに僕は入り口付近、羽山くんとしーちゃんは
崎谷がいるであろう場所から死角になる場所に隠れた。
「崎谷、もう出てきてもいいだろ?俺らが居んの分かってんだろ?」
小さく笑い声が聞こえ
「さすが屋久土先輩〜見抜いてるねぇ〜」
そう言いながら崎谷は出てきた。
「1人で来たの?こっち3人だけど?」
「俺らも3人だっつうの」
屋久土さんがそう言うとしーちゃんと羽山くんは出て行った。
「もう先輩ヤバいわ、好きだわー」
「俺はお前嫌いだわー」
ズバッとしーちゃんが崎谷に言い放った。
「あれ?バカで有名な加屋先輩?」
「誰がバカじゃ」
「「「お前」」」
崎谷に羽山くんと屋久土さんが被って言った。
「崎谷、条件は何だ?俺らは実際のとこお前らとは揉めたくない」
羽山くんが冷静にいうと崎谷たちも冷静になった。
「さすが生徒会副会長なだけあるね、羽山先輩は」
「褒めてくれてどーも。さっさと条件を言え」
「えー...そんな急かさなくても。ったく、しょーがないな...単刀直入に言うよ?
あんたらのとこにいる有沢優をお借りしたい」
有沢優...?
えっ......
僕?
「何言ってだお前?有沢はここにいねぇぞ?」
屋久土さんが告げると崎谷は笑い出した。
「あんたらマジでそれ言ってんの?嘘バレバレだよーw
入り口付近にいる...有沢さん?」
ドンっ
名前が上がったのとドアの前に人が来た事に驚き体がビクつく。
すぐに腕を掴まれ屋久土さん達がいるところに連れてかれた。
「有沢...!」
屋久土さんの声が聞こえるも僕は1つしか見えていなかった...何故なら
「お昼振りですねぇ〜有沢さん?」
お昼食堂でぶつかったサキさんが居たからだ。
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