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ていうか、コイツ、上手いんだけど。
気付けば舌も入れられていて、クチュクチュと水音が鳴る。
「…っ……ふ、ぅん…お、いっ……ぁ……やめ……」
「喋んなよ、やりにくいから。」
最初は歯列をなぞっていたヨウの舌は、だんだんと奥に来て、上あごを這っていく。
舌に込められているのは絶妙に加減された力で、くすぐったいような、気持ちいいような、とても変な気分にさせられる。
「……ぁ…ぁ、や……はぁ……ん…ふ、ぅ、ぁ……」
「もう、抵抗、しないんだ。」
しないっていうか、しても無駄っていうか。お前どうせやめないじゃん。
それに気持ちいいし。
でも絶対に言ってやらない。抵抗したくないとか。
イケメンは経験豊富ってやつですか。この上手さあれじゃん、もうその道のプロの人じゃん。お前夜の仕事でもやってんの?
なんて皮肉が頭の中で飛び交っていたのも最初だけ。ヨウが舌を俺のに絡ませ始めれば、それに応えるのに必死で他のことは何もできなくなった。
「は…ぁっ……ん、ぅ…っ」
俺は自分でも気付かない内に、ヨウの首に腕を回していた。それだけヨウとのキスに夢中だった。
しばらく続けた後、ヨウは顔を離して俺をじっと見つめる。
「っ…ハァ……な、に……。」
「…かわいい所もあるんだ、と思って。」
男にかわいいなんて何言ってるんだコイツ。
…男。そうだ、コイツ、男だ。俺も、男。
男とキスして感じまくってたけど俺。え、まさか俺ホモなの?いやでも、普通に女の子が好きだし。今まで彼女いたこともあったし。……バイってやつ?
「……っおま!何してんだよ!」
「え、今更そんなこと言う?」
自分の守備範囲の広さに衝撃を受けていたけど、ヨウが俺の股間をそろっと撫でてきたもんだから、いつまでも落ち込んでるわけにはいかない。
キスはまあ、いいとして。気持ちよかったし。でもこれ以上は無理。絶対。死んでも。
「散々キスさせてやっただろうが。これ以上何かしたら大学中にお前がホモだってこと広めんぞ。」
「おーけー。てことで"これ以上"のことさせてもらうから。」
「ああ、そうだよな。そんなことみんなに知られたらこの先………え?おーけー?お前頭イカれてる?あ、イカれてるか。強引に人の家に入ってきて男襲うとか。」
もうだめだコイツ日本語通じない。
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