アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
10
-
「ほら!タオル!」
「すみません」
髪を拭う。
……どきっ…とした…。
その!なんだ…
女でも無いのに…
色っぽい…
あかん!駄目だ!!
何 考えているんだ…
俺…。
とりあえず、動こう!うん!
部屋の暖房を最強にし、ソファーに 座ったそいつに 毛布を渡す。
どうやら、俺も そいつも雨の被害は 少なくて、風邪を引かずに済みそうだ。
そいつは、きょろきょろと 物珍しそうに、部屋の中を見ていた。
「あの…ご家族は…?」
「一人暮らしだよ、ほら」
インスタントのスープを 渡す。
「…わ…ありがとうございます」
にこにこ笑って フーフーして飲んで、またにっこり…。
うー…かわいい…いや幼い…?
そいつは…と考えて、はっとした。
そうだ!
こいつの名前!
名前も知らない奴を、家に上げて…
何してるんだ!俺!
っていうか…
ノコノコ着いてきた方も 方だよな…
危機感、無さすぎ…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 735