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内緒のキス
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* * *
「んっ…」
あの日以来、俺は愛島とのキスを忘れる事ができなくなってしまい、毎夜の様に、寝静まった愛島の唇を奪っていた。
偉そうに一度きりと言ったのは俺のほうだと言うのに、なんとも情けない話だ。
しかし、こんな風になってしまったのも、元はと言えば愛島があんな卑猥なキスをしてきたせいなのだから、その責任を取らせて何が悪い。
そう自分に言い聞かせては、愛島が起きぬよう、あまり圧をかけぬように慎重に唇を重ねていた。
だが、本当はあの夜のような激しいキスを身体が求めており、キスをすればする程、後が辛くなっていた。
キスをした後はまたあの日を想い出して身体が疼き、ベッドに戻っては自らを慰める事までが日課になっていた。
それでも、まるで中毒にでもなっているように、愛島とのキスを止める事ができぬ程、俺の頭の中は愛島でいっぱいになっていた。
「ん…」
息を殺して唇を重ね、約十秒程が経ち、そろそろ唇を離そうと、身体を支えている腕に力を入れた時、突如首に外的な力がかかった。
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