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秘密Ⅱ※
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<57、秘密Ⅱ>※
「バカ、この、あっ、や…ああっ!!」
生暖かい口腔にペニスを招かれ、亀頭をねっとりと舌で舐められる。初めて味わう怖いほどの刺激に思わず悲鳴のような高い声が出る。
「うぁあっ! あっあっ、……っあ! やああ!」
孝太郎は一切の躊躇なく口淫を続けていく。時折跳ねる腰を押さえながら、裏筋を舐め上げ、先端を唇で扱く。思い出したかのようにぐぷっと根元まで飲み込み、先端のくぼみをグリグリと抉る。
「や、ふあっ、うぅ……もう、いい、からっ……」
孝太郎の頭をどかせようと両手を頭に乗せるがむしろすがっているようにも見えてしまう。孝太郎もそう思ったのか上目遣いで意地悪な笑みを浮かべた。
獰猛な欲を覗かせる上目遣いにずくんと腰がうずく。それに合わせるように亀頭をじゅうと啜り、空いた手が竿をしごいていく。
「やぁっあっあっ、も、やばっ……! 出る、出るからぁ、んんっ!」
「んっ、出して、いつき」
「あぁああっ!! ぁ、あっうああっ!!」
先端のくぼみをきつくきつく吸い上げられ、孝太郎の口の中でびゅくりと勢いよく果ててしまった。
イった衝撃で息も絶え絶えになりながら、孝太郎を見る。端正な顔を少しだけ歪めながら孝太郎はこくんと何かを飲み下した。
「………? …………っ? の、飲んだっ?」
「…………、あんまりうまいもんじゃないな」
「当たり前だ! ほら、吐き出せって!」
「いいよ。それより気持ちよかった?」
くにっと陰嚢をすくうように揉みながら優しく笑う。返事の代わりに快感の余韻に浸っていた身体が跳ねる。孝太郎は何食わぬ顔で爆ぜたばかりの敏感な分身を清めるように舐め上げていく。またその刺激に熱がこもってしまい、節操のない身体が恥ずかしかった。
イったばかりの性器を揉むように愛撫する手に翻弄されながら瞳を孝太郎に向ける。
「嫌じゃない?」
「っはぁ、なにが?」
「俺に触られたりすんの。気持ち悪くない?」
「何を今さら言ってんの……」
「それもそうだな」
何故か不安そうな顔をする孝太郎にデコピンをしてやった。苦笑しながら甘やかすように額にキスを落とされ、うっとりと目を細める。孝太郎も嬉しそうに微笑み、空いている手で俺の頬に触れた。
「……抱きたい」
熱のこもった吐息と一緒に吐かれた四文字にびくりと身体が跳ねる。それと同時に内腿に孝太郎が腰を押し付けられ、当てられた熱に眩暈がした。
パジャマ越しの孝太郎のそれは硬く大きくなっていて、当てるだけでごり、と音が出そうだと思った。それだけ俺に欲情してくれたのだと如実に伝えられ、嬉しさと共に腰にずくりと響く。
孝太郎の瞳にギラギラと凶暴な光が宿っている。それでも俺の頬に触れる指はひたすらに優しく、慈しんでくれる。
これからの行為について、知識はあるが全く想像できない。未知すぎる世界に少し尻込みしながら、孝太郎の瞳を見ていると違う感情が沸き起こるのを感じる。
触れて欲しい。もっと、もっと。
「……ずるい」
「ん……? 何が?」
「…………俺ばっかり、脱がされて。お前も脱げ」
それからならいいと、孝太郎のパジャマの裾を引っ張りつつ、ふてくされながら答える。
緩みっぱなしの顔をさらに嬉しそうにふにゃふにゃにして、仰せのままに、と大げさにパジャマを掴んでいた手を取る。そのまま王子様のようにそっと手の甲にキスをされる。キザったらしい仕草も嬉しく感じてしまうあたりもう末期だ。
俺の足の間に身体を挟んだまま、孝太郎はばさりとパジャマを脱ぎ捨てる。下着一枚の姿になった孝太郎を見て俺は失敗した、と顔を覆いたくなった。
鍛え上げられた厚い胸板と割れた腹筋。男らしい太い腕。ここまでまじまじと見るのも久しぶりで、いつの間にこんなになっていたんだと同じ男として悔しく思う。
そして男らしいその身体にひどく高揚している自分。身体に火を入れられたかのように体温が上がり、どうしても触れたい衝動に駆られた。
「何その身体……」
「趣味特にないから、筋トレ?」
「それ趣味筋トレになってんじゃん……」
無抵抗なのをいい事に孝太郎の胸筋や腹筋をぺたぺた触りまくる。触られているだけでも嬉しそうににこにこしているので結構単純、と笑みを噛み殺す。
ふと、目の前の男に悪戯心が湧く。俺もこいつのを舐めたり触ったりしたらどうなるだろう。恥ずかしがったり赤くなる顔が見たい。
好奇心に駆られ腹筋から下に手を伸ばそうとするとさっと手を取られてしまった。
「何この手」
「お前も恥ずかしい思いをしろ」
「いーってば俺の事は。俺に任せといて」
「ひーひー言わせてやるんだから邪魔すんな!」
「それはこっちの台詞だっての!」
孝太郎と一緒に無邪気に声を弾ませながら、上体を軽く起こしていた俺を押し倒す。じゃれあうように腕で頭を挟み、空いた手で愛おしそうに髪に触れてくる。その仕草がなんとなく可愛くて、俺もそっと首に腕を回した。
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