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『さっき2階行ったらさ、
カラ松今にも死にそうな顔してたぞ?面倒見てやれよ〜。
あ、でも
お前にくれてやるつもりは兄ちゃんねぇからな?』
声色は確かに違うのに耳元で言われた
その低い声がカラ松と似ていた。
アイツは一体何を考えて俺に任せたのか…
様子見?試されてる?唯一の兄という余裕の見せつけ?
…何にしろ応援するどころか邪魔をしてくるつもりだろうけど
さっきの低い声が頭にこびりついて離れない脅迫のような台詞。
アイツはいつから俺の気持ちに気付いていたのだろうか…
この前3人で釣りに行った帰り?
いや、多分それよりも前に知っていたのだろう
俺が動き出そうとした瞬間、アイツも動き出したってこと?
「………愚兄が………」
そう呟き階段を上がった
今は俺とカラ松だけ。
愚兄がわざわざ置いていった機会
「いくら元相棒だとしてもいいとこ取りはさせないから」
罠だったとしても俺は自ら足を踏み入れるよ
それぐらいの覚悟出来てる
弟だからって舐めるなよ、おそ松兄さん。
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