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カラ松
「カラ松、ここなんてどう?」
その声にハッとしてチョロ松が指さす方を見ると
そこはアクセサリーショップだった
「あんまり高いのはキツイけどさ、ここならいけるでしょ?」
そう言って笑うチョロ松の口元はぎこちない
俺はお前の気持ちに気付いててこんな……
「あぁ!そうだな!ここにしよう!」
こんな最低な奴で本当にすまない…………
お店の中は明るい証明に照らされ
キラキラと輝くブレスレットやネックレスはとてもクールだったが
「こういうのは選ばないでね。」
ズバッと切り捨てられた
brother……俺の心が読めるのか…!?
「こういうのじゃなくて、シンプルなヤツ、
そんなに目立つものじゃなくていいから」
そう言ってシンプルなブレスレットを1つ手に取ったチョロ松は
「例えばこんなのとかね」
そう言って俺に笑って見せた
こんなのじゃまるで俺がお前のプレゼントを
買いに来たみたいじゃないか……
「了解したぜbrother……」
またいつものようにお得意の演技で誤魔化す。
チョロ松に見て欲しくて始めた演技は
今ではすっかりチョロ松からにげる道具になってしまった
そう言うとチョロ松は飽きれながらも笑って店内をグルグルと周り出した
演技では隠しきれない胸の鼓動を俺はギュッと握り潰した。
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