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「ん?どっか行くの?」
「ちょっと保健室に…」
「あ~そうだね!ブラウス取りに行かないとか~」
「何で保健室?」
「朝のやつで、怪我しちゃったし、ブラウス汚れちゃって。」
曖昧に笑いながら答えると、みなみの綺麗な顔がどんどん険しくなって行く。
美人が怖い顔をしていると本当に怖い…
あの男マジで許せない……と、呟いているみなみに、僕がビクっと反応すると
あやちゃんが、あやすように頭を撫でてくれた。
「みなみのことは放っておいて行ってきて!」
「で、でも……あの目はヤバいよ…」
おどおどしてしまう僕に、あやちゃんは「ね?」と笑いかけて、背中を押してくれた。
「どうしてやろうか…」などと、低い声で物騒な言葉が聞こえたが、
僕は聞こえないふりをして保健室へ向かった。
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