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8.泣き出すユキジ-8
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もっと激しく動かしたいくせに。
もっと奥に入りたいくせに。
いつもの傲慢な性格はどこに行ったのやら。
ユキジは眼頭が熱くなった。
「いいよ……」
「え……?」
本当はもっと自分勝手に動きたいくせにこんな時は優しい壱成。壱成がそうだと、調子が狂う。
こっちが言わなくてはならなくなる。
「壱成がしたいように……していいよ……」
「ユキ……」
「だって…こんな壱成……やだよ……」
優しい壱成も好きだけれど、なぜか物足りない。本当に愛されてるのか不安になる。
秋幸にしていた優しさなんて欲しくはない。欲しいのは、ユキジだけに向ける裏の顔。
「もっと無茶苦茶にしてよ……」
ユキジは青い目から一雫の涙を溢す。その涙はなぜ出たのか、ユキジ自身分からない。ただ、熱くなった眼頭から落ちてしまった。
「クソッ」
「ンッ、アッ!」
突然、腰を思い切り掴まれた。その瞬間、ググッと壱成のペ◯スが奥へと進み、ユキジはその味わった事がない違和感に目の前がチカチカした。
「もう、手加減なんてしてやらない。遠慮なんてしてやらないっ」
「アッアッアッ……イアッ……アッ……っ」
壱成はユキジが逃げないように、ガシッと掴み腰を激しく動かした。
ベッドはギシギシと音を立て軋み、ユキジ身体も壱成の律動と同じように上下に動く。
息は荒く、自分の物とは思えない物が溢れる。
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