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細い首筋から漂う甘い香り。
「あははは、部長くすぐったいです」
西島の息が首筋にかかり碧は笑い出す。
その反応で西島は我に返れた。
危うく首筋にキスをしそうだったのだ。
「首筋だめなのか?」
「はい、そこは昔から弱くて」
アヒルと遊びながら答える。
アヒルが似合っていて可愛い。だから、つい………
フーッと首筋に息を吹きかける。
「きゃー、部長!ダメですよダメ!あはは」
碧は首筋を押さえながら西島から逃げようとする。
可愛い反応に西島は碧の身体を後ろから掴まえ、また息を吹きかける。
「あはは、もう!部長!仕返し!」
と勢いよく振り返りバランスを崩す。
咄嗟に西島に抱き止められ、向き合うような体勢からスッポリと腕の中へ。
西島の鎖骨辺りに唇が軽く当たる。
チュッ、
自然にキスをする形になった。
はわわ、部長の身体にキスを………
慌てた碧に、「大丈夫か?どこかぶつけた?」と優しく声をかける西島。
「いえ、……あの、部長に……キスしちゃっ……いました。」
俯く碧。
悪い事ではないが、無断でのキスだから気になった。
「いいよ、キスくらい………佐藤にならいくらでも」
っと、本音がつい出てしまい、ぎゃーっ!と叫ぶのを我慢した西島。
「ぶ、部長………」
僕にならいいんですか?
キスしてもいいんですか?
碧は顔を上げて、
「僕も部長にならキスされたいです。昨日みたいにたくさん………されたいです」
思った事を言葉にした。
頑張ったよ夏姉ちゃん!
潤んだ瞳で見つめられ、くそ!その顔は反則だ佐藤め!
西島は顔を傾け碧の唇にキスをする。
ふにゃんと柔らかい碧の唇。
暫く、くっつけて離した。
碧はホワン、と幸せな気持ちになる。
もっと、したい……
部長を感じたいです。
「部長……もっとしたいです」
碧は目を閉じる。
さ、佐藤……なんて無防備な!
自分の膝の上でキスを待つ可愛い小悪魔ちゃん。
理性がブッ飛ぶだろ!
け、けしからん!
西島は碧の額や瞼、頬、に唇を押しつける。
チュッ、チュッ、っとキスの雨。
部長、もっとです!
大人のキスをください。
斉藤君みたいな大人の行為を………
たくさんキスをしても激しいキスではない。
碧は、
「ぶ、部長、僕は子供じゃないから大人のキスして下さい!」
なんて勢いで言ってしまった。
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