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プレゼント10
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【side温和】
俺は今、専務室に向かっている。理由は明白。孝哉に会う為だ。
コンコンコン
「鏡です」
しばらく待つと、カチャとドアが開いた。
「あれ?温和じゃん。俺は呼んでないぞ?淳か?」
なんとも呑気な声で孝哉が言う。
「お前に話があって来たんだ」
俺はそう伝えると、孝哉の頭をグーで殴った。
「だっ!? お前、何をするんだ突然 !!」
「顔を殴らなかっただけ、有り難く思え…千に変な物、渡しやがって…」
怒りだす孝哉に今日、来た理由を話す。
「千?」
千の名前に奥にいた淳之助が声を掛けた。
「いや…何でもない。俺、ちょと出てくるわ」
孝哉は俺の腕を引いて歩き出した。
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