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痛い……。
後頭部がズキズキと痛む。
視界は真っ暗で、何かで目隠しをされているのが分かる。
体中が鈍い痛みで悲鳴をあげていて、外気にされされる肌に、何一つ身に纏っていないことに気がついた。
ドロりとした粘液の感触、独特のニオイ、何があったのか、何をされたのかはさすがの俺でも分かる。
真っ暗な視界のせいで今が朝か夜かも分からない。
トイレに行こうとしてからどれくらいの時間が過ぎたのだろう。
西谷は心配しているのだろうか。
「あれ、会長起きたの?」
「やっとかよ。続きだ、続き」
声や足音からしてこの空間にいるのは俺を含めて4人。
この前千葉を襲ったやつかと思ったが、どうやら違うらしい。
「さっきまで散々してたから穴ガッバガバになってんじゃねぇの?」
「大丈夫、まだユッルユルのレベルだよ、っほらな!」
力の入らない足を持ち上げられ、鋭い痛みと共に体が揺れる。
中に出されていたのであろう粘液が潤滑剤代わりになり気持ち悪いものがスムーズに出入りする。
「せっかく起きたのに声すら出ねぇじゃん」
「お前が下手なんじゃねぇの?淫乱な会長はお前じゃ満足出来ないってよ」
そうか。
この前のやつらの知り合いなのか。
千葉を助けるためにしたことが、裏目に出たようだ。
「っ、」
「あーあー。会長泣いてんの?」
「無理もねぇだろ。こんな上玉に好かれていることに気がつかねぇんだからよ、暁は」
そうじゃねぇよ。
あいつが俺の気持ちに気がつくわけねぇじゃねぇか。
この俺が、泣きたいくらいに悲しいのは俺の想いがお前ら如きに踏みにじられたからだ。
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