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誤解を解くのは意外と容易いのデシタ…。
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「僕は決して別れようとか、ここへ戻ってこようとか思ってるんじゃないよ?」
悠希は真摯にハンターへ視線を送る。
「ただ、急に僕が居なくなって皆が心配してると思うんだ。だから、元気にしてるって伝えたいんだ…。その…僕の言っていること、分かる?」
人間のことばで何処まで伝わっているのか分からないし、自信もない。
けれど、理解して貰わなければならない。
番(つがい)になれて幸せ絶頂なのに、離婚だなんて本末転倒だ。
けれど、心配は無用だった。
恐ろしいほどに、この個体は賢い生き物だったらしい。
分かってる…とでも言うように悠希の頬を軽くペロリと舐めると、尻尾を軽くバサバサと揺らした。
それから目立たない木陰に行くと、大きな体を横にして寛ぎモードに突入したのだ。
「ハンター…」
その姿に感動にうち震えた悠希なのだった。
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