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んん
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「……は、」
「ありがとう」
大袈裟なほど真顔の首藤くんは見ていてこっちが恥ずかしくなる。
というか俺様がこんなとこで真剣に感謝の言葉なんて述べるなよていうかコレお礼のキスかよありがたくなさすぎるだろ。
これ少女漫画だったらドキッ…!とかなってトーンがフワッとなってヒロインがかぁああ////ってなって「う、ううん…」とか吃っちゃったりするんだろうけど。
「あぁ、なんならそれ、俺が処理してやろうか」
「…お気持ちだけ受け取っておきますね」
俺の下半身を見ながら首藤くんはいらない自己推薦をしてきたが丁重にお断りしておいた。
「というか、感謝の気持ちがあるならセクハラじゃなくて物的なお礼を頂きたいです」
調子に乗ってそんな要求をすると首藤くんはやれやれという表情をする。
なにがやれやれだ。こっちのほうがやれやれだわてかむしろやれやれ感ではこっちの方が勝ってるしむしろやれやれ通り越してため息も出ねぇわ。
「しょうがないな夕飯奢ってやるから食堂のあたりで待ってろ」
え、マジ?じゃあディナー特別メニューの高級食材ばかりで構成されてるって有名な山本(食堂のチーフシェフの名前)フルコースでも奢ってもらおうかな嬉しいな。
「本当ですか?わー、ありがとうございます19:00くらいでよろしいですか?」
メインディッシュの肉厚ジューシーな感じのステーキを思い浮かべて涎が出そうだ。
「…あぁ」
現金な奴だなと罵られようと全く苦じゃない。
そうと決まればさっさとヌいてちんこを鎮めなければ。
俺は首藤くんに向き直り「では失礼します」と早口で言って早々にその場を後にした。
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