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好きだから……
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高校生×高校生
(ヤンデレ、精神、死ネタ)
※流血含みます
--好きだから、殺してよ
君の言ったその台詞に
君が差し出したナイフを持って
君の首筋を撫でる
力も入れずに
きらりと妖しく光るそれは
君の白の首筋に赤の線を引いた
たらりと流れた赤は白のシャツを染め上げる
「何、やってるの??」
君の閉じられた目が開いて
鋭くオレを睨む
「そんなんじゃ死なない。」
「……っ…」
「ほら…ね……??」
気が付けばかたかたと震えて
ナイフが今にも落ちそう
君が落としちゃダメと言わんばかりに
ナイフを握る手を上から握る
「お願い、君じゃなきゃダメ、なんだ。」
君に誘導されて
ナイフの刃がまた君の首筋に当たる
ふと君は幸せそうに笑う
君が死を望む理由
それは痛いほどに分かっているけれど
分かっている、けれ、ど
でも、でも、でも……
それは到底無理な話
実行になんてうつせやしない
そんなはず、そんなはずだったんだ、よ??
目の前に広がる赤
閉じた目は開くことなく
うっすらと開いた唇から音もない
馬鹿…なんで俺を置いていくの??
からんとナイフが床に落ちて音を立てる
ひゅうっと風が吹くような音が喉元から零れる
「……っ……ふっ……」
あれ??何これ、なんか苦しい……
呼吸って吸って、吐いて??
どうやるんだったっ、け??
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