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小学6年生。
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「ど、どうしたの?」
「誰かがトレイ返すの忘れてたんだよ」
ほらっと、緑色のそれを見せながら言った。
「ごめんね、僕が最後だったのに。ちゃんと確認しておけばよかった...」
「...世那は悪くないよ。それより、きな粉パン美味しかった?」
「ふぇ?」
「口、いっぱいついてるよ」
そう言って、樹くんは、とんとんと自分の口を指しながらクスッと笑った。
「ほっほんと!?わぁぁっ、ティッシュ、ティッシュ」
「貸して、拭いてあげる」
「えっ...」
ポケットから取り出したくまさんのティッシュを、樹くんは「世那っぽいな」って笑いながら、僕の手から奪っていった。
「い、いいよぉ、そんなっ...」
「ほら、顔上げる」
そう言って、樹くんの大きな手のひらが、ほっぺたに触れてくる。
うわぁぁぁ......!!
一気に顔中に熱が集まってきて、すごくあついっ…
僕ぜったい、今真っ赤かだぁ……
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