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「この度は本当に申し訳なかった!」
家庭教師の社長はそう言うと俺に茶封筒を差し出す。
中身は諭吉10人。
「いや、こんなのいただけないですって!」
「これは受け取ってくれ、その代わりこの件のことは絶対に漏らさないでくれ!頼む!」
あの件の後日、俺の家まで社長が謝罪しに来て金を置いてった。
俺を拘束して晒そうとした叶斗の親は、この事を金でもみ消したようだ。
家が遠くないのでそれはそれで嫌だったのだが、あの周辺に近づかないよう気をつけるしかないなということで、俺は見切りをつけた。
雪也はというと、あれからまた少し態度が変わり……なんというか、少し俺に過保護になっていた。
「じゃあ今度こそバイト行ってくるね」
「どこ行くの?場所は?てか、変な人いないとこ?」
「いやいや、普通のスーパーだよ。てか、たまに行くだろお前も、モリモリスーパー!」
「飯作ってやるから、早く帰ってこいよ!」
そう言うと雪也は、背伸びして俺に口づけをする。
そうして俺はバイトに出かけるのだった。
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