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………ポン!
電子レンジが鳴ったような音で少年は目を覚ました。
「ほ、本当に起きた…」
「ここは…」
少年はまだ眠そうな顔で聞いてきた。
「俺の家だ…単刀直入に聞くけど、お前ってアンドロイドなの?」
「だったら何?それよりここにあんたが連れてきたの?担当者誰?」
「いや、俺もなんかいきなり渡されたっていうか、担当者も何もかも意味がわかんないっていうか…」
「あっそ、押し付けられたんだ…。まぁ、いいや、腹減ったんだけどなんかない?」
「え、アンドロイドでも食事はするんだ…」
「は?俺が飯食っちゃいけないわけ?あんたの出す飯とか食う気失せるから別にいらないわ…」
信じられないほど礼儀のなっていないクソガキだ…
「なんだそれ、そもそもこっちがなんも聞かされずにいざ付けてみたら生意気なガキだし、折角のアンドロイドでもそんなんじゃ捨てられるのも無理ないな」
つい、子供相手にカッとなりすぎてしまった…だか、言葉を発した後にはもう…
「中身なんて人の勝手だろ!あんたなんかが俺の価値決めんじゃねーよ!」
時すでに遅く、あいつは外に走り出してしまった。
「何やってんだろ…俺。」
このままあいつが帰って来なかったら、俺は弁償させられるのだろうか…
「まさかな…」
一瞬考えた俺は、もしかしたら弁償されられるかもしれない恐れとあいつに製造会社を聞き出して警察かなんかに訴えてやるという言い訳を持って仕方なく捜索することにした。
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