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朱に交われば赫となれ
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「ほい、これでいいだろ?」
ドヤ顔のおそ松を一松が無言で睨む。
それを意に介さずおそ松が一松の服をたくし上げた。
「っ…ちょっ…待っ…」
逃げようとすると後ろには机があり、ぶつかった拍子にグラスが机上で揺れた。
おそ松が一松の白い肌に口付ける。腹や胸に舌を這わせて強く吸い上げた。
「…んっ…あッ…あ…」
一松が堪えきれない声を漏らす。ねっとりとしたものが皮膚の上を舐める感覚に背筋がぞくりとした。体の力が徐々に抜けていく。
頭がぼんやりとするのはきっと酒のせいだけではないだろう。
様子を見に来たトド松が一松の姿にぎょっとする。
「うっわ、何これ痕だらけじゃん。いいの?」
おそ松がにへらっと笑ってトド松の方に視線を合わせる。
「だって一松がすげーイイ顔すんだもん。トッティもやってみ?下手なAVよりも興奮するって」
おそ松が一松を指さす。ふーん、とトド松はおそ松と一松の両方を見ながら何か思案しているようだった。
「…じゃ、やってみようかな」
トド松がそう呟くと一松の上に馬乗りになって首元に口を寄せる。
「…っ…末っ子の…くせに…っ」
一松がここぞとばかりにトド松を睨みながら唸った。トド松がその言葉にぴくりと反応して動きを止める。
「…あーあ、言っちゃったよ」
おそ松が後ろであちゃー、と呟く。
「…一松兄さん、末っ子だからって僕の事ナメてる?」
「…っ!?」
急に声音の変わったトド松に怯えて、一松がびくっと身を竦ませた。
「言ったよね、僕が1番最初に童貞卒業出来るって。あぁでも、人と関わらない一松兄さんには分からないかな。僕だって大人だよ?」
「…ットド松っ…ん…」
一松が言い終わるか否かのときにトド松がその口を塞いだ。女子の扱いに長けたトド松らしい優しいキスは一松の口内を焦らすように這い回った。1番気持ちいい所に触れないいじらしさ。
おそ松よりも早めに口を離して唾液の糸を切る。
そしてトド松は一松の右耳に口を寄せた。
「え?…っや…!」
ふっと息を吹きかけたかと思えば、トド松はあろうことか一松の耳のふちを舌でなぞり出した。
「ひっ…ぃ…やぁ…っあッ…!」
耳のふちが唾液で濡れていく音が一松の耳にじかに響く。首筋まで舌を下ろすとそこへキスをした後甘噛みをした。
「…んあ…っ!!」
強い刺激に一気に一松の体が強張り、そのまま力が抜けぐったりとなった所を慌ててトド松の腕が支えた。
「へぇートッティやるじゃん」
おそ松が鼻の下をこすりながら言うとまあね、とトド松が返した。
「じゃ、最初俺ね」
「はいはい、そうだね」
おそ松が力の抜けた一松を床に倒す。抵抗する力もないのをいい事におそ松は一松のジャージを脱がしていく。
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