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もう一つの世界
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「お前さんよぉ…吉原に来て女抱く気あんのかい?え?」
「無理矢理連れて来たのはアンタだろ。こんなところ興味が無い。」
「カァーッ!!こんだけ女達に囲まれておいて勿体ねぇや!」
先程から自分達の周りから女が消えない。
心中ではただただ帰りたいという一心だった。
鬱陶しい。
家で永遠と机仕事をしている方がまだましだ。
「あら?わっちらに興味が無いと?」
「あぁ。品のない女に囲まれて鳥肌が立つ」
「あ!おい!せっかく女達と遊べねぇじゃねぇか!」
「品の無い女、ねぇ…?」
突如、遊女たちは意味ありげに笑い出した。
俺達にしてみれば意味がわからず薄気味悪いとも思える。
「そんな旦那さん向きな吉原がありますわ」
「俺に向いている…?おい待て。吉原はここ一つだけだろう。」
「普通の、でしたらね。ですけどこことは全く別世界の吉原が存在するんですわ」
別世界?
言っている意味が全くわからない。
こちらが首をかしげても女達は怪しい笑みを崩さずにいる。
「なぁなぁ。行ってみねえか?上玉の女かもしれねぇ」
「お前なぁ…まぁ気にはなるな。」
「気になるんでしたら行ってみますか?」
「あぁ。頼むよ。」
女達はやっと周りから居なくなり少し待つと女の代わりに男が1人来た。
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