アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
十おそ『1話・熱』
-
ある翌日、いつも元気が取り柄な十四松が熱で寝込んだ。
ーーー現在の体温は38℃ーーー
十四松「んー...けほっ」
今朝、カラ松達が用事で出掛けて十四松も野球しに行こうと外に出ようとした時に倒れ込み急いで2階まで運び 現在に至る
おそ松「大丈夫か...十四松」
冷えた水でタオルを絞り十四松の額にソッと乗せる
十四松の頬が熱で赤く帯びてるのを見て眉を潜めるおそ松。
ーーー早く気付いてやれなくて、ごめんな...ーーー
おそ松は十四松の頬を優しく触る
おそ松「熱いな....」
十四松「おそ松....に、兄さん....?はぁ....こほっ」
おそ松「あ、わりぃ。起こしちまったか...」
十四松が目を開けてぼんやりとおそ松の顔を見ては
あどけなく笑う。
ーーーおそ松兄さんが謝る必要ないよ?俺、笑ってる兄さんの顔を見たいんだーーー
十四松「ううん、大丈夫だよ....。おそ松兄さん....?」
おそ松「あ?どうした..?」
十四松「競馬行かなくていいの?」
おそ松「ばぁか、十四松が熱で苦しんでのに競馬なんか行けるか。カラ松達はお前が倒れる前に出掛けちまったからな...。だから看病できのは俺だけだろう」
十四松「ははぁ...そっかぁ。あ、兄さん、俺が熱で寝込んでることは他の兄さん達やトド松には言わないで...」
おそ松「え?別にいいけど....今日1日で熱が下がる訳無いから...バレると思うけど....」
おそ松は困惑した表情でそう言えば十四松はへらっと笑みを溢す
十四松「俺なら、1日で熱、下がると思う...」
おそ松「そりゃ...十四松ならできるかもしんねぇけど、できのか...」
十四松は小さく頷いておそ松を見つめる
十四松「うん、できるっよ...」
ーーーだっておそ松兄さんがいるからーーー
十四松「おそ松兄さんがいるからね...」
おそ松「へへ..嬉しいこと言ってくれるじゃん。けど薬はちゃんと飲めよ?側に着いててやるからさ」
照れたように微笑んでは
人差し指で頬を掻きながら
十四松の髪を優しく撫でる
十四松「うん」
ーーーおそ松兄さんがいつものように笑った。照れ笑いだけど嬉しいなーーー
おそ松「あとゼリー持ってきたからさ」
オレンジゼリーを手にしては十四松に言って
優しく微笑むおそ松に十四松はけほっと咳き込みながら「ゼリー、食べる食べる」と言う
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
31 / 83