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2話『誘惑』
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男性に招かれたカフェ店は
裏通りにある場所だったので、こんな所にカフェ店があったなんて驚いた。
店内へ入れば席に着き
ひとまず男性が愛想がいい笑顔を向けながら俺にメニュー表を渡して“好きな物を頼んでもいいよ”と言ったから、おそ松は満面な笑みを溢して生チョコパフェを選び、只今生チョコパフェを幸せそうに食べてる
おそ松「んー、おいしいー」
男「ふふっ、それは良かったです」
おそ松「お兄さん、ありがとうな」
にこにこ笑って男性にお礼を伝えると男性は『ええ』と返し、おそ松はチョコソースが指に付いた指を舐める
男「.....」
おそ松の仕草と動作を見ては内心“警戒心が無い奴だな”と小さく笑って固唾を飲む。表情を崩さずに愛想笑いを浮かべたままアンケート調査の紙を出して微笑み口を開く
男「食べながらでもいいかな?」
おそ松「ん、あぁ」
男「君の名前は?」
おそ松「松野おそ松」
男「へぇ、松野おそ松君ねぇ、いい名前ですね」
おそ松「そっか、へへ..そんな事を言われたの初めてだから照れるな...」
自分の名を褒められれば初めてな事でハニカミながら笑って人差し指で頬を掻く。男性はおそ松の照れ笑いを見てあくまで表面では優しく微笑み返す
男「そっか、褒められた経験はあまりないの?」
おそ松「ん、ねぇかな...。学生の頃は問題を起こしたりしてたし...成人になってからも働かずにニートして過ごしてるからな。まぁ、褒められるのは嬉しいけどニート生活が今の俺の幸せだから」
無邪気に笑って言うおそ松に男性は口端を緩め
控え目に笑み優しくおそ松の頬を触れてくればおそ松はビクッと驚く
男「けど周りは君をもっと褒めるべきですよね?」
おそ松「え...?」
男「だって困ってる僕を助けてくれた、でしょ。嬉しかった...ノルマ達成の為に協力してくれる君にすごく感謝しているですよ」
おそ松「...そうか、そう言われるとすっげぇ....」
言葉が最後まで紡ぐことが出来なかった
ーーーえ...っ....ーーー
自分の唇に押し付けられた感触に驚きの色で目を見開き、その感触が男性の唇で塞がれたからだ
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