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16歳 運命の人
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「え?何…。」
一方の理久はリボンが絡まり上手く開けられない。
何かあったのかと困ったように眉を歪ませる。
「いいから、ほら、開けてみて。」
「?うん…えっ!?」
出てきたのは同じ店の箱。
恐る恐る開けてみるとオレンジのチェックのマフラー。
「…えっ…。」
理久が驚いて目を見張る。
それもその筈、全く同じ商品の色違いだったからだ。
「偶然だけどな。お揃いだ。」
緑のマフラーを自分の首に掛けると、オレンジのマフラーを手にとって理久の首にそっと巻く。
「やっぱり理久と俺は運命なんだよ。」
「…何それ。ホストみたい…。」
もっともだ。と誠実が幸せそうに微笑むから釣られて理久も頬を緩ませる。
おでこを合わせて視線を絡ませると、どちらからともなく顔を寄せる。
先ほどよりも長く2人は互いの唇を貪った。
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