アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
16歳 緊張
-
下着は自分で脱いだ。
もう何度となく見せてきたからどうってことはないと思ったが緊張と期待で指先がいうことをきかない。
誠実ももう何も身につけるものはない。
理久が振り返ると誠実は手を広げて理久を膝の上に抱いた。
そのまま2人の躯体がいつものマットレスに沈む。
いつもなら安心しきって寝そべるベッドも今日はギシリと鳴る音すら淫らに聞こえる。
誠実に唇を何度も重ねられ、もう先程から息が上がっている。
口腔内の奥まで舌で奪われる。
「…っ誠実、ま、待って…苦し…。」
プハッと顔を横に逸らしても直ぐに顎を掴まれて唇を奪われる。
「大丈夫、すぐ慣れる。鼻で呼吸して。理久。」
その余裕が憎らしい。
(誠実は、初めてじゃないんだろうな…。)
過去の事とわかっていてもその過去の恋人の影に嫉妬し、胸が苦しく締め付けられた。
悔しさをまぎらわすのに誠実の首に腕を回して強く引き寄せる。
その積極的な理久の様子に誠実が嬉しそうに左手で後頭部を掻き抱いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
33 / 563