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なのに…
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谷原が俺を抱えてベッドに戻した。すぐにまた組み敷いて、性急なキスをしてくる。
あぁ、やっぱり俺、Ωなんだな…
こうやってαと繋がれることを体が喜んでる。谷原が好きとか嫌いとかそんな事は関係なくて、この欲望が満たされるっていう期待感しかないなんてな。
「後悔するぞ」って谷原は言ったけど、今の俺にはそんな事はどうでもいい。冷静に考えてる思考もあるっていうのに、身体は勝手に谷原を求めてる。
ただ一つ、遺伝子が欲しいって言ってる。
「あっ…んん…んっ…もっと…して」
「はぁ…はぁ…海斗…」
低くて甘い声で俺を呼んでる。谷原も、αの血には逆らえないんだな。滾る気持ちを抑えきれないって顔してる。
谷原は性急に俺の服を脱がして、さらけ出された胸にキスをした。乳首を口に含んで吸ったり舌で円を描いて周りを舐めたり、押し込んだりしてくる。
「あっ!あぁん…ひっ…う…あぅ…」
当たり前の様にその刺激に喘いでしまう。だって気持ちいいから…初めてこんな事をされてるのに、やっぱり感じちゃうんだ…ぞわぞわと何かが背筋を這い上がってくる感触。嫌ではなくて、明らかに性欲を刺激されてる。
谷原の手が胸を撫でて腹を通ってその下にある俺の硬くなったものを緩く撫でる。「んっ」と小さく声が出て、谷原は「可愛い…」って言った。
可愛い…?俺が…?
「谷…原…せんせ…」
「ねぇ、なんでこんな時だけ先生って言うわけ?」
そう言いながら谷原は俺のを摩る手は止めない。
「あっん…なんでっ…て…あ!ぅ……」
あれ?なんでだろう。でも勝手に口からそう出ちゃう。
「分かん…ないっ!勝手に…!あぁ!」
「…そそられんだよね…すげぇ、悪い事してるみたいでさ…いや、実際してんのか…自分の生徒に手ぇ出してんだもんな」
「んん…せんせ…もうそれ…嫌だ!あん…」
服越しに撫でられても刺激は確かに与えられていて、谷原の手に攻め立てられれば登りつめてしまいそうになる。でも、こんな事では終わりたくない。ちゃんとした快楽を得たいと体が泣いている。
谷原は下着まで全てを剥ぎ取って、俺の体の全てを晒す。見られるのも恥ずかしいのに、見られている事が気持ちいいなんて…俺って本当に変態なんじゃないのかな…
「海斗…俺のも触って…」
自分の服も脱ぎ捨てた谷原に腕を引かれて起こされると、谷原の怒張したものを握らされる。
え…待って待って!なんか…お、大きくない!?αってこんな所まで優秀なの!?
「擦って…」
谷原に言われるがままに俺は手を動かす。谷原が小さな声を漏らして、息を上げる度に俺の中の熱も上昇する。
はぁ…早く、これが欲しい…
Ωとしてか、自分自身としてかなんてもう分からない。
ただひたすらに谷原を求めている。
「せんせぇ…これ、もう欲しい…」
素直にそう言えば、手の中にあった谷原のペニスが硬度を増した。「え…」と声を漏らして谷原を見上げたら、ギラギラとした目で俺を見下ろしていて、肩を押されてベッドに押し付けられた。
俺の片足を肩にかけて足を割り開かせられる。谷原の前にさらけ出される秘部を、指で撫でられれば期待感にヒクリと体が揺れた。
「濡れてんな…すぐにでも入りそうだ…」
「入れて…早く…」
「まだダメだ。ちゃんと解さないと…」
「でも…待てない」
「…初めてだろ…?」
「そうだけど…」
「…なぁ、本当にいいのか?今ならまだ…」
「我慢出来るの?俺は…出来ないよ。欲しいよ…谷原が欲しい…」
谷原の手を引いて腰を引きつけた。自分で谷原のペニスを秘部に当てがうと谷原は腰を引いて「待て!」と言ったけど、もう待てるわけない。
谷原の腰に足を絡めて強引に腰を引いた。秘部に当てがった谷原のペニスが少しだけ中に入ると、谷原は「ちっ…」と舌打ちをして俺の腕をベッドに縫い付けると、自ら腰を進めてきた。
「うぁ…ぁぁ…っ!」
痛い…けど、体は間違いなく喜んでる…
それはきっと谷原も一緒で、眉間にシワを刻みながら、快楽に体を沈めているのが分かる。
「んん…っ…俺の体…気持ちいい?」
「…はぁ、あぁ…痛いだろ…?」
「ん…けど、凄い…」
「はっ、凄いって何が…」
「ちゃんと、入るんだって思って…あんなに大きいの…」
谷原を見つめたら、珍しく赤い顔をしてた。
なんで?
「おまえ…やめろよ…そういうの…」
「え…何?…あ!」
谷原がグッと腰を進めると中の谷原のものが奥に当たる。何かに突き動かされる様に谷原は中を穿つ。
「ん!あっ!あぅ!」
突かれる度に漏れる甘い声は、まるで自分の声じゃないみたいだ。こんな女みたいな声、俺からも出るんだ…
谷原を受け入れてるところが喜びで収縮する。身体の勝手な動きに谷原だけでなく、俺自身も感じてしまう。
「はぁ…海斗…海斗」
愛おしそうに俺の名前を呼ぶ谷原。
おかしいだろ…だっておまえは、俺を好きじゃない。
俺だっておまえなんか好きじゃない。
なのに、
これっておかしくないか?
こんなに、中を満たされる事が嬉しいなんて…
おかしいよ…
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