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夢翔と俺。3
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昨日使わせてもらったから、冷蔵庫開けるの許可なくても…いいよな?
冷蔵庫の扉を開ける
「ひぇ〜、冷気が余計に寒い!」
1度パタンと扉を占める
「そういや、夢翔は朝ごはん食べる人なのかな?」
また呟いて、考える
「でもまぁ、朝ご飯食べないとやる気も元気も出ないし、なにか作ろう」
再び冷蔵庫の扉を開き、ハムと卵を出した
フライパンに油を少しひいて、ハムを並べていく
いい感じに焼けてきたところで、卵を投入した
「いい感じいい感じ!」
それから、お皿に盛り付けてパンを焼いたのと同時に、
ガチャっと扉の開く音がした
振り向くと、昨日俺を待っていたときに持っていたシロクマのぬいぐるみを抱きしめた夢翔が立っていた
「お、おはよ」
声をかけたけど、夢翔は無言で固まっている
次第に夢翔は俯いていった
「夢翔?」
そう声をかけてもなぜか返事がない
ど、どうした?体調悪いとか…かな
でも、そんな風には見えないし
近づいていて、夢翔の顔をのぞき込むと目に沢山の涙をためていた
「どうした?嫌な夢でもみた・・?」
夢翔は顔を横に振る
「じゃあ、どうしたの?
俺、言ってくれないとわからないよ?」
「祐樹さんが…」
ぽつりと夢翔がつぶやく
「俺?」
そう聞くと、首を縦に振った
「俺、何かしたかな?」
「ううん…目が覚めると、、
横にいたはずの祐樹さんがいなくて……そ、それで…………」
そこまで言うと、本格的に泣き始めた
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