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デート
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あれから二人とも仕事に追われる日々で、
甘々な朝から、お互いの寝顔は見れても食卓は囲めず…
日曜日。
俺の目の前には、寝ぼけ眼の夢翔が
ふねをこぎながら、目の前に並べた朝食を
食べようとしている。
「夢翔…?眠たいなら、まだ出かけるまで時間あるんだし、寝たら?」
「むぅ…」
「いやいや、寝ながら食べると喉詰まるよ?」
そういうと、
夢翔はすくっと立ち上がった
「寝る?」
「んー、もう一回顔洗ってくる」
そう言ってリビングから出て行ってしまった
たぶん、昨日夢翔が帰ってきたのが深夜の1:30
そこからシャワーの音がしてたから、寝床に着いたのは2:00は確実にすぎてるはず。
…こんな状態でデートなんてできるのか?
夢翔に無理させてない?
そんなことを悶々と考えていると
リビングのドアががちゃりとあいた。
「祐樹さんごめんね、しっかり目が覚めたよ!」
ニカっと笑う姿はどこか無理してるような感じで。
「なー、夢翔。今日のデートやめにしないか?」
「え…な、んで?」
「なんで…って。夢翔仕事で忙しそうにしてたし、昨日帰ってきたのも夜遅かっただろ?そんな奴に無理させられねぇつーか…んー……」
「俺の心配してくれるの嬉しいけど、俺は大丈夫だよ!今日のデートものすごく楽しみにしてたんだから‼︎」
頼むから!と言いながら手を合わせて懇願する夢翔。
「んじゃあ、まあ…お出かけするけど。早めに帰ってきて、ゆっくり夕飯でも食べようか」
「うん!」
目の下にクマなんか作っちゃって…
でもまあ、ゆっくり遠出して早めに帰って、
仕事に支障がないように早めに寝れば、、
「祐樹さん?大丈夫?」
「ん?大丈夫だよ!」
「そっかー。楽しみだね!デート!!」
こうして、夢翔とのデートが始まる。
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