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Lock on!5 R18
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全部は脱がしきれていない、中途半端な状態の雪夜さんを見つめ、オレもやれば出来るんだなぁって。雪夜さんからのその言葉で、ちょっとした優越感に浸ることのできたオレだったけど。
まだシャツの襟に挟まったままのネクタイを外した雪夜さんは、オレの両手を後ろに回していく。
「俺から逃げたお仕置きな」
オレの耳元でそう囁いた雪夜さんは、すぐにオレから主導権を奪ってしまった。
でも、なんでだろう。
抵抗しようと思えば出来るのに。
したくないような、従いたくなってしまうような雪夜さんの雰囲気に、オレはすっかり呑まれてしまって。
「あの、これじゃ雪夜さんに抱き着けないです……」
なんとなく感じた予想通りにネクタイで両手を縛られたオレは、困り果てて雪夜さんにそう漏らすけど。
「俺に縋りたいって、泣きじゃくって強請ってくるお前が見てぇーんだよ」
「ん、そんなっ…ぁ、ン」
耳にかかる雪夜さんの吐息が熱い。
さっきのキスで既に溶けているカラダは、敏感に反応してしまう。
弱い耳を食べようとする雪夜さんの唇。
膝の上で縛られた不安定なカラダを支えていると見せかけて、オレの背中を撫でていく雪夜さんの左手。そして自由な右手は、オレが羽織っているカーディガンのボタンを1つずつ外していく。
「あぁっ…いや、はぁ……」
「嘘吐き」
もう。
ナニ、この人。
乱れたスーツに身を包み、両手を縛り上げたオレのカラダで楽しそうに遊ぶ雪夜さん。そんな雪夜さんに触れられていく感覚は、いつもと同じなのに違う気がするんだ。
「ひゃぁっ、ぁ…んっ、ぅ」
「星、声……もっと聞かせて」
キスと耳への愛撫だけで、蕩けてしまうカラダが恥ずかしくて。声を殺しかけたオレに、雪夜さんはそう囁いてオレを自由に操っていく。
「ゆきっ…ぁ、ソコっ…だめぇ」
「ダメなコトしねぇーとお前の声聞けねぇーじゃん。ココ、舐め上げた後に……こっち、されんの好きだろ?」
耳の裏側を舌先で舐め上げられて、耳全体をやんわりと口に含まれる。雪夜さんの吐息に混じる水音がオレの頭に響いていき、くちゅっと音を立て離された唇は耳のふちを甘嚙みして。
「やっ、ン…はぁっ、んぁ」
「相変わらず音によぇーな、ヤラシイ音が好きな星くん……腰、揺れてんぞ」
「ぁ、だって……」
雪夜さんが欲しくて、止められないんだもん。
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