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生温かい風が片方の耳を擽る。さらにヌメった生温かいグニュリとした感触のモノが触れてきた。上城の耳朶を男が舐め上げたのだ。
「いいねぇ・・・処女らしい、硬いアナルだ。・・・そそるねぇ・・・」
男が再び耳朶を舐め上げる。ネットリと、唾液がたっぷり絡み付いた舌の表面で上城の耳朶を味わう。
五感の1つでもある過敏な器官にヌメった感触が襲うのは何とも言えない程、気色が悪い。だが上城は、口に当てていた指を甘噛みしながら恍惚に目を細めている。
「んっ、くぅぅ・・・ッ!・・・ぁ、はっ・・・なぁ、なめる、なっ・・・んぅっ!」
尻穴まで弄られ、甘い声を零すほどに耳で感じている上城に、男の狡猾な笑みが深くなる。
男は意地悪く上城の耳を舐め、ぢゅるぢゅると、わざと音を立てながら耳殻をしゃぶった。
上城はさらに吐息を零し、肩を震わせながら全身の力を抜いて男に預け始める。
快感に蕩けてしまえば、引き締まった菊口からも力が抜けていく。そうなれば男は、思うツボだと言わんばかりに、上城の僅かに力の緩んだアナルへ指を押し込んだ。
「ヒッ!?ぃ、ぁ、あ、あ・・・っ!」
ズブンッと、第一関節まで押し込まれた太い指が、それからゆっくりと、自分の指が肉に埋まっていく感触を楽しんでいるかのようにゆっくりと焦らしながら、挿入されていく。
自分の体内を他人に侵食される感覚。堪らない嫌悪感に、上城は挿入されていく指を押し出そうと腹筋を力ませるが、それによって引き締まる腸内の肉を、男は楽しんだ。
下卑た笑いが、濡れそぼった耳を擽る。
「ひ、ぁ・・・い、や、やめ・・・ろ・・・もう、いいだろ・・・やめて、くれ・・・」
上城の小さな悲鳴は、誰にも届かない。
男は、上城の尻臀の下まで下着を引き摺り下ろした。だが、ペニスだけは露出しないように、勃起したモノに下着が引っ掛けてある。
膝上までジーンズを下ろされ、下着の中で一物を猛らせ、尻臀だけが外気に晒されている。
人で密集した電車内で見知らぬ人間に肉体をまさぐられながら、露出しているのは尻臀だけ。その姿がむしろ、卑猥であった。
「っう、い、やだ・・・ゃめ、・・・やめて・・・」
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