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ホントとウソ (R side)
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結局買ったのは
ピアス、、お菓子、酒、晩御飯の食材。
外食にしようかとも考えて見たが、佐上が目立ちすぎるので却下、早々に帰宅した。
「車の運転お疲れ様、晩御飯は僕が作るよ」
「んー…お願いしとくわ」
簡単なもので良いかな。
「何が食べたい?」
「んー…カレー」
「今から!?時間かかるよ?」
「カレー、作って」
そんなに食べたいのだろうか…彼の好物なのは知っているが。
「……わかった」
しょうがないか、好物なら、と呟いて作り始める。
鼻歌の曲は佐上が出ているドラマのOP。
なんとなく、この曲は好きだ。
佐上と俺の関係にあっている気がする。
題名は知らないが。
作り終わり、妙に静かだなと思えば寝息をたてる佐上。
寝ている顔は幼いな、と思い、髪を撫でる。
柔らかくてさらさら。
髪の毛まで完璧か、凄いやつだな。
このまま寝かせておきたいが、泊まりに来ているのに一人の飯は嫌だなと思い、起こす。
「佐上くん?できたよー…起きてー」
「んー…」
「おーい、疲れてるのはわかるけど、カレーできたよー…」
「あぁ…ごめん、寝てた」
「知ってる、ご飯食べよう」
「「いただきます」」
口にあえばいいが。
「ん、うまい」
「そう?良かった」
料理ができて良かった。
少しだけ、楽しいかもしれない。
「ご馳走さま」
「早くね?」
「少なめに盛ったからね」
「なんで」
「お酒、飲みたかったから」
俺はは飲み会等で一切酒を飲まない。
飲めないのだと思わせるため。
酒を飲もうものなら口から本心が溢れ出す。
弱味を握られるのはごめんだ。
「だったら先に風呂でしょ」
「そっか、お風呂借りるね」
「どーぞ」
「タオルは?」
「脱衣所の引き出しにあるから、好きなの使って」
「はーい」
佐上の家の風呂は少し広い。
毎回楽しみなのは秘密だ。
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