アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
獅童 転 (R side)
-
「次、どうする?」
「どうしようかな…」
二人ともとりあえず成人している。
ゲーセンで遊ぶ……佐上がバレそう。
「どこか静かなところがいいね、人の目もすくないところ」
静かで、人目も少ないとなると、かなり条件が縛られてくる。
うんうんと唸っていると佐上が口を開いた。
「映画館」
「あぁ!そうしよう、映画館行こう」
ナイスアイデア、とご機嫌で映画館を目指す。
後ろでどんどん表情が暗くなっていく佐上に俺は気づかなかった。
「やっぱり…」
「わぁー……」
佐上の主演映画。
恋愛ものだ。
中々面白そう……。
「これ見る?」
「は」
指を指したのは佐上の映画。
「俺、これの撮影の時ほとんどいなかったよね」
「いや、いなかったけど…」
祖母の葬式があり、地元に帰ったが最後、色々な話を延々とすることになりかなりの期間佐上の元を離れていた。
「何回かは見たでしょ……」
「でも全部じゃないし……」
佐上が拒んでいる理由はわからない。
ポスターからして普通に面白そうだと思う。
俺が言うのもなんだが佐上は演技が上手い。
佐上の演技を見るのは好きだ。
見れなかったらDVDが出るまで我慢か……?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
36 / 86