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転校生はとてもうざい⑤
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「貴方が転校生の桜葉 耀くんですか?」
「そうだけど……ってかお前かっこいいな!名前教えろよ!!」
「わたくしの名前は東山 澪(ひがしやま みお)と申します。この学校の生徒会副会長をしております。」
「澪、か!!宜しくな!!俺のことは呼び捨てで良いぞ!!俺達友達だな!あと友達の前でそんな作り笑顔止めろよ!!無理して笑わなくてもいいんだぜ!!」
「フッ……わたくしの作り笑顔を見破った方は初めてです。耀…気に入りました」
耀と澪の影がだんだん近づき……ーーーー
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『おええええええええ!!』
「ちょ!祐ちゃん!俺の隣で吐くの止めて!!ちょ…きったな!!!」
時は進み、現在 朝のSHR前の教室。
奇跡的に俺の席は真一(腐男子)の隣だった。
だがしかし!!!
『おい 真一。お前まじで一回⚫ねよ。』
現在の俺は、吐き気と胸やけにぐったりとしていた。
理由は簡単、真一に無理やりつれて行かれた学校の門の前で副会長と転校生との熱烈なキスに遭遇してしまったからだ。
しかもその目撃する原因をつくった真一は、「あっ!くっそ!あの転校生、アンチだったか!あああ
俺の王道があああ!」などとぬかしやがるし。
(こういう展開になるって知ってたなら言えよ!!!)
『真一、お前いっぺん殴らせろ』
「はっ!?ちょ!祐ちゃん落ち着いてええっ!!」
『誰のせいで、俺がこんなになってると思っt......』
ガラッ
「おら、お前ら席つけー。おい、祐。俺を差し置いてソイツとらぶらぶすんな」
真一への怒りが限界に達して殴ろうと席を立った直後、担任である 佐野 慶(サノ ケイ)に邪魔され、渋々と席につき直す。
(くっそ、どいつもこいつも......!)
助けが来たことが嬉しいのか、真一はにやにやしながらこっちを見てくるし。慶(名前呼びを強制された)は、「お仕置きだな」とか意味不明な事言うし。
今日の俺、厄日なのかな......これ以上面倒な事起こるんじゃねぇぞ。 などと、思った俺の願望は次の慶の一言で一瞬で崩れさる。
「あ、今日 このクラスに転校生くるからな。おい、入ってこい。」
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