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パニック
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「..........、ぇ....!?」
母さんに言われた所を見てみると、...き、....っきすまーくみたいなのがあった....。
..え....こ、これ...いつ付けられたんだ...!?
....ちょっとだけ噛まれてたような気はするけど......、こんなの初めてかも...。
「.....陽樹のばか........」
何か恥ずかしくて、ほんの少し嬉しかった。
母さんには虫に刺されたみたいって言おう。
そう思ってリビングに戻ろうとしたら声を掛けられた。
「誰がばかだって?」
「わ、っ!?」
びっくりして振り向くと、洗面所の入り口に陽樹が立っていた。
じとっ、とこちらを見詰める陽樹に、思わず口を開く。
「.....こ、これ......なに...」
首筋を抑えながら目を伏せて聞くと、ずんずんと陽樹が近付いてきた。
.....っな、なんだこいつ!?
「何って、....キスマーク?」
「ちょ、っ....」
当たり前の様に首をかしげてそう言うと、そこを隠していた俺の手を避けてちゅっ とキスしてきた。
「.......そんな嬉しそうな顔して、誘ってんの?」
母さんも居るのに何してくるんだ、と焦ってたら、俺の指に自分の指を絡めて来た。
陽樹にされると、何だかいやらしく感じてしまう。
「な、何言って......、っ誘ってる訳なんか、無いだろ.....」
「ふーん」
「ゃ、....やめ、....っ、だめだってば.....!!」
嫌だって首を振るのに、構わずに俺の指を口に含めてきて、声を出してしまった。
「ひっ、....ぁぅ....っ」
「ん.....、声出すと母さんにばれんじゃねぇの?」
「ゃ、....だから、っ、ダメだって....!!」
「お前が我慢すれば良いんだろ」
そんな......、どうしよう.....!!!
母さんにばれちゃったら、.....嫌だ。
パニックになった俺はぐるぐる色んな事を考えて、上手く話せなくなっていた。
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